こんなことになるはずじゃなかった

アニオタがジャニオタになりました。

今年は舞台の当たり年だった

 


超個人的に今年は舞台の年だった。

去年まで人生で舞台で観劇した回数はダンガンロンパ再演のみの1回(小学校の時同級生に嫌々連れて行かれたミュージカルシンデレラは記憶がないのでなかったものとする)。実はほしいのに限って円盤化されなかったりとかして(特にジャニーズ)DVDも買ったことがなかった。

しかし今年は4回舞台に見に行って円盤を2つ買った。

好きな人からしたらそれだけ?って感じだろうけど私からしたら「よう舞台見た年だったな~」と思う。

 それなのに舞台の感想を一切書いてなかったので、記念すべきこの超個人的舞台イヤーの舞台総決算をしたいとおもう。

 

 

  • 演劇女子部「LILIUM~少女純潔歌劇~」

モーニング娘。にハマって見たいなぁ、と思ってたらなんとU-NEXTで配信していること・そしてU-NEXTが一か月無料キャンペーンをしていることを知り視聴。しかし結局手元に円盤がある。そう、よすぎて買った。

中二病、と称してしまえば簡単だけどそんなチープなものではないと思う。生と死が色濃い世界観、演技力がおぼつかない少女たちが逆に儚さを引き立て、丁寧に丁寧に作られた演出、最後に張られていた伏線が明らかになった時に、自分が笑っていたあのシーンですら少しずつ首を絞められていたのだと気づく感覚に鳥肌がすごかった。もともと私は歩く死亡フラグ歌手SoundHorizonの国民もといファンなので嫌いなわけがない。

あとほかのブログで感想を拝見したときにD-BOYS界隈で話題になってたTRUMPにもつながると知った時鳥肌を通り越して吐き気がした。末満さんは『残酷』を描くプロかよ。

これをきっかけに演劇女子部はステーシーズ、トライアングル、続・13人もいる!も見たけど私はこれが一番好き。

個人的に好きなシーンは田村芽実ちゃんと小田さくらちゃんの歌唱力の殴り合いみたいなところと、鞘師里保ちゃんの演技全般です。特に鞘師は普通の少女がだんだん絶望に絡めとられている姿がすごかった。この子たちは歌にダンスに演技に…なんでも全力なんだよなあ素敵。

 

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自担の舞台だ~きゃっきゃ♡というテンションで行ったらそこに自担はいなかった。そこにあったのは足鹿耕治という一人の男が夢と愛の為にあがいて、はいつくばって、もがいて、苦しんで、何かを得る姿、それだけだった。安田くんを見に行ってた私は途中からコージくんを見ていた。安田君演技上手いサイコ―!と言いたいのだがこれに関してだけはこの役を自担が、応援している人がやったことを心の底から誇りに思うと言いたい。

安田君だけじゃなくて共演者の皆さんが熱量がすごくて、嫌いなキャラクターなんて一人もいない。みんな不器用でもがいて必死に生きてる。その命の輝きを見せつけられて、また見たいと何度も思わされる。今だって思う。

でもやっぱり特にコージの歌は今でも聞きたくなって苦しくなるほどだ。

 

いえ…きっとこの歌じゃなくても、好きになっていたかもしれません。だって、歌詞とか、メロディとかじゃなく、気持ちが飛んできたんです。…私はあの人が歌っているときの気持ちを、好きになったんです

 

これは劇中でシャーロット・ケイト・フォックスさんが演じるコージの恋人のウクライナ人・テレサのセリフだ。でもきっとこの舞台を見た人はみんな同じ気持ちだったんではないだろうか。

元々安田君はすごく歌が上手いし、そして私は安田くんの歌が大好きだ。世界が滅びるときにだってあの声が聴きたい(重い)。それに対して演じてるのは安田君でもコージくんの歌は安田君の歌じゃない。コージ君が心を乗せて魂から叫んだ声だ。叫び声で魂だ。私はあの声がまた聴きたいなと思ってしまう。

無理になってしまった今では悔やむことしかできないが、サントラだけでも出してほしかったなあ。

 

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  • 劇団ヘロヘロQ「舞台版 声優に死す~other side~」

こちらはご縁があって観劇することができた舞台。

この劇団の長でありこの舞台の原作者である関智一さんはじめ、かなり大御所の声優さんがたくさん出てくるのだが、個人的には劇団員の皆さんがその人たちにも引けを取らない演技をしていたのが印象的だった。実力の声優陣、熱量の劇団員といった感じだろうか。その図が青春の中で必死に夢に食らいつく生徒たちと重なって、とてもかっこよかった。

話が近未来でAIに声優の仕事を奪われている社会、その中で声優を目指す生徒たち、そしその青春の中で主人公の母の死が明らかになっていく――という割と典型的な青春ものっぽいのだけれど、楽しそうな青春パートからの後半の死の真相を明らかにするシーンはギャップがすごくて、周囲の温度すら違って感じた。本当に怖かった。

これを体感できるのって舞台の醍醐味だなあ。

 

 

 

最初に書いたLILIUMと同じTURMPシリーズ、そしてW主演の一人が三浦涼介さんと聞いて本当は見に行きたかったのだけれどチケットが取れず……DVDを購入した。とにかく演者・舞台・衣装が豪華で気合がすごく感じる。すごくどうでもいいけど感想ブログ読んでたら三浦涼介くんが作画が由紀香織里と言われてて、わかりみがすごくて笑った。天使禁猟区の実写化とか絶対キャストに呼ばれそう。

でもこれもLILIUMと同じで、丁寧に作られた絶望、という印象。救いがあるように見せかけて、その実は全部希望が絶望にすり替わっているのがわかるのが怖い。でもLILIUMやTRUMPみたいにうわーーーーって感じじゃなくて、絶望にならないように登場人物たちがもがいて戦っている姿がかっこよかった。まあ終わらない悲劇の幕開けでもあるんだけど。これで初めて染谷俊之さんと東啓介さんをきちんと認識したんですけど、二人とも声がよく通り、お顔が小さく、演技もうまくて、ああ……若手俳優は安泰だなあとしみじみした。特に東さんは足の長さが絶対おかしい。

全体的に二次元みたいなキャラクターとスタイルの演者ばかりだったのが印象的でした。目の保養DVDと言っても過言ではない。

 

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絶対見れないと思ってたけどツイッターでお譲りを見つけてチケットを入手&観劇することができた。お譲りしてくださった方がチケット受取の際に「本当に面白いんで楽しんでください!」と言ってたのが印象的だった。しかもすごいキラキラした笑顔だったので、この舞台にはそういう力があるんだなとわくわくしながら入った。まず前半の感想としては「BASARAっぽいな」という一言に尽きる。ノリとかテンションとかキャラとか全体的に戦国BASARAっぽい。破天荒でハチャメチャで猪突猛進で楽しくてギャグが多い。でもこれが休憩を挟んで後半になると一変する。まだ公演期間内なのでネタバレは避けるがあることがきっかけでさっきまでの楽しさとか豪快さが全部後半の悲しみへのブースターとなっていく。前半で「泣かないな」と思っていたのに、気付いたら後半はボロボロ泣いていた。しかもお目当ては主演の宮野さんだったのに、私が一番泣いたところには宮野さんはいなかった。気づいたら登場人物みんなが好きになっていた。

役で語らせてもらいたいのはやっぱり宮野真守さん演じる主演・捨之介。明るくて優しくてかっこよくて、ちょっと悲しい。私はこのキャラを、古田新太さん、小栗旬さん、松山ケンイチさんというそうそうたるキャストがやってきた役をWキャストの一人で宮野さんにやらせてくれたことをうれしく思う。

私はもともと「宮野真守」という人間が好きなので、彼のやっている役にはさほど興味がない。『声優は作品を知るきっかけにはなるが、好きになる理由にはならない』というのが私の持論なので、今回も別の役が好きになるかなと思っていた。でも見終われば私は捨之介が一番好きだった。

全部捨てた捨之介が全部背負おうとするのを周りが止めてくれて、楽しくて、面白くて、悲しくて、とてもあったかい物語だったなあと思う。

あとこの舞台で特筆すべきは舞台だろう。360度にセットが組まれていて、客席が回転して場面転換していく。これとっても新しいタイプの舞台だけどすごくよかった。モニターの使い方もうまくて、臨場感がすごかった。しかし惜しいのがこの面白さが円盤になっちゃうと半減しそうなところだ。機会がある人はぜひ見てほしい

 

 

と今年見た舞台をまとめて見ました。回数が最初より1回少ないのは俺節を2回見てるからです。しかし改めて振り返ってもどれも違ってどれもめちゃくちゃ面白かった。1つも不満を思った舞台はなかった。あえてMVB(Most Valuable Butai)を決めるなら俺節だろうか。これは私の人生で見れたことを誇りに思う。でもTRUMP系の儚さや美しさも、声優に死すの熱さも、髑髏城の勢いも全部違って全部よかった。

実は来年の現場ももう決まっている三谷幸喜さん演出の『江戸は燃えているか』だ。

でも来年はりょんくん*1の出るバスティーユも見たいし、われ等が丸ちゃんの泥棒役者も見たいし、髑髏城の次回作も見たい。来年もたくさん観劇に行く予感がする。

 

そんな中で来年も素敵な舞台に恵まれますように。