これで遠征においての夜行バスのすゝめをさせていただきました。レッツエンジョイジェットコースターならぬ夜行バス。みなさん確保できてますか?
でもこれを書いたとき思ったことがあるんです。
そういえば私って遠征いつも楽しいわけじゃなかったなあ、ギリギリでいつも生きていたな、って。
ケース1:バス乗れなかった事件
何を隠そうこれが私の最初の遠征でした。高校3年生でした。姉と二人で都内に遊びに行ったんです。一日目は都内開催のイベントに二人で参加し、そのまま姉の友人の家に泊めてもらって、二日目はその友人も交えて都内で遊び夕方のバスで帰るというスケジュールでした。
この姉の友人と私はこの時初対面だったんですが、泊めてもらう側としては失礼なんですがまったく好きなタイプの人種でなかったんですよ。だから2人+1人みたいな感じで。そして夕方そろそろゆっくりバス乗り場に向かうか~みたいなときに友人が「プリクラ撮りたい♡」と言い出したんですよ。
姉はOKしましたが私は丁重にお断りさせていただき、私が指定されたお店を見ている間に二人がプリクラを撮ることに。でもめっちゃ混んでたのかなかなか戻ってこない。時間はすぎていくばかり。
ようやっとぎりぎりの時間に戻ってきた姉と急いでバス乗り場まで向かいましたが当時会社ごとにバスの停留所って全然ちがかったんですよ。そうどこかわからない!バス会社に電話もしましたがなんとつながらない…!!!!
ようやくつながったのはバスが出たあとでした。当日キャンセルなのでお金も戻ってこない。
まあプリクラ承諾したのと、事前にバス停を調べなかった姉の責任ということで全額姉もちで新幹線で帰りました。
□ここで学んだこと
とにかく時間はゆとりを持とうってこと。姉がプリクラを承諾しなかったらもうちょっと迷う時間がありました。テンパった頭じゃ冷静に地図なんて見れないんですよ。そしてバス停は事前に調べておくこと。この駅の何番出口からどれくらいで着くかとか頭にいれておくべきでした。まあ今は大体主要な駅だとバス停が一か所になりましたけどね。私は初めて行くとこだと事前に駅からの地図を印刷して手帳に挟んでいます。
あとバス会社は電話シカトするかもしれないから気を付けましょうね!
ケース2:電車が運休事件
これも姉と二人で遠征するときでした。行きのバスは地元から数駅離れた主要駅から出ているのですが、そこまでは最寄駅から電車で向かいます。私は間に合わないのがいやのでギリギリ間に合う電車から2本早い電車に乗る予定で駅に向かいました。そして駅に着くとしばらくしてアナウンスが「不具合により3本運休します」これだとギリギリの電車すら運休です。まあ当然間に合いません。田舎で本数は少ないものの時間は残り1時間でした。考える暇もなく仕方ないので二人で割り勘でタクシーを使うことに……深夜割増料金で3000円超えという遠征前ではかなり痛い出費でした。
□ここで学んだこと
こういうこともあるからお金は多く持つに越したことはないんです。それかクレジットカード。ほかの時ですが行ったときがまさかの東京40年ぶりの大雪で、バスは運休新幹線は遅延。その結果電車もでてない深夜2時に主要駅について漫画喫茶で一晩あかしたこともあります。何をするにもお金が大切なんです。なんでギリギリの算段はやめましょうね。よーくかんがえよーおかねはだいじだよー
ケース3:iphone水没事件
正直これが一番死んだと思いました。一番最近の失敗です。いろいろ失敗はしているけど泣いたのはこれだけ。
これは大阪に遊びに行ったときでした。私東京はいくらでも行けるけど大阪が初めてで、土地勘がまるでなかったんです。というか今もない。それで友人と別れ一人で空港へと向かうこととなりました。何も知らない土地で電車適当に乗るわけにもいかないので駅員さんに「関空行きたいんですけどどれに乗ればいいですか?」と聞いて言われた電車に乗ったんです。でもなんとなく、胸騒ぎというか土地勘はまるでないんですけどその電車が合ってない気がしたんですよ。iphoneで調べるとやっぱり逆のに乗っていて、次が新大阪だかたまたま大きい駅だったので降りることに。時間は余裕見てたけどさすがに焦って、iphoneを手に持ったまま電車を降りる――その時、後ろから衝撃が……ピンポイントに肘にぶつかるおばさん、驚く私、開いた手、宙を舞うiphone――
電車とホームの間の闇に吸い込まれたiphoneはその先の水たまりにin――私はこの時幼いころ母に「電車とホームの間には鬼が住んでるから絶対に落ちないようにねと言われたのが走馬灯のようによみがえりました。
驚愕する私を笑ったおばさんのことを私は絶対忘れません。
テンパりながらも近くの駅員さんに「すすすいませんiphoneおとしたんです!」と言いに行く私。しかし「私に言わないであっちに言って!」と追い返され、言われた方のところに。脳内にかけめぐるのは「間に合うの?」「帰れるの?」「だってここ大阪だよどうするの??」の不安。そんな中すがるような思いで次に声をかけた駅員さんはちょっと待っててね~とゆったりした様子で応対してくれました。「私宮城から来てるんです何時の飛行機乗らないと家に帰れないんです明日は仕事なんです」と身の上話をする私。駅員さんは笑って「間に合うから大丈夫だよぉ」と焦らず答えてくれました。そして何とか救出してもらったiphoneは何と電源ボタンが切れない。このままだといつ何が起きてもおかしくないと判断し、飛行機の便名もチケットと引き換えするコードも全部携帯にいれていたのでとにかく動くうちに手元にある紙に書きだしました。駅員さんにはこの電車に乗ればつくよと正しい電車を教えてもらい(やっぱり同時刻に発車する真逆の電車に乗っていた)、空港に向かう電車のなかで静かに息を引き取るiphoneを見つめていました。
□ここで学んだこと
まあ遠征にかかわらずなんですけど電車を乗り降りする際は携帯を手に持たないこと。これはめっちゃ癖つきました。それと今ってIT社会でインターネットで全部予約もできますし、チケットなしでメールだけがくることも多いです。でもそれって携帯一個落としたら全部パーになりかねないんですよね。なんで新幹線・夜行バス・飛行機、どれでも自分が乗る便・時間・チケット引き換え制ならコード・あと泊まるならホテルを手帳か何かにメモをしておくことです。私はこれをしてなかったので最悪iphoneが電源すらついてない状態になっていたら帰ってこれなくなってたかもしれません。それと私は上の件ですっかり時間より早く動く癖がついていたので電車を間違うかつiphoneを助ける時間もありましたが、ゆとりを持って動かなかったらこんな時間もありませんでした。本当時間は大目に見ておくに限ります。
とりあえずまだまだあるのですが大きいのだとこれくらい。
皆さんもこういうことがあるんだなあと頭に入れて、素敵な遠征を楽しんでくださいね。