『パーソナルカラー診断』
人を肌・目・髪の色で春夏秋冬の属性に分ける話はちょっと前から聞いていたし興味はあったけど若いうちは好きなのでいいや~と思ってスルーしてきた。
でも不意に思ったことがあった。
私に似合う自担カラー(青)が知りたい。
正直普段の化粧なんて誰に見られるわけでもないしどうでもいい。会社なんて疲れが隠れて眉毛と口だけなんかしとけば正直なんだっていい。目の上に色が乗ってれば及第点。普段化粧品がかかわってくるのは私のテンションの上げ下げくらいだ(ボロクソかよ)(これでもお化粧は好きな方です)
でもコンサートは違う。最高にキマった青を着て行きたい。自担には見えなくても他担から一目で安田担だと思う私でいたいし、さらにそれが似合ってる青でありたい。
そんなこんなで月1くらいで検索してはどうしようかな~と悩んでる日々を送ってたのだが3月の末にたまたま見たいつも埋まっている割と安価な個人サロンが予約開始日でまだ予約ができそうだったのでキタコレと予約を決め込んだ。
人数が2人からだったので予約が確認出来たのち、以前にパーソナルカラー診断に興味があると言っていた仲のいい丸山担を誘った。
ちなみに私は
・極度の色白(ファンデーションはオークルの1番明るいものを勧められる)
・黒髪にすると評判がすこぶる悪い(自分でもこのときの自撮りが1枚もないから相当気に入らなかった)
・反対に明るい茶髪は評判がいい
・オレンジ・コーラルのリップがほめられる
・濃い青みピンクが似合わない
・髪の毛の黄色の色素がかなり強い(これはよく美容室で言われる)
などなどの理由から自己診断はイエベ春だった。もしかしたら夏かな~くらい。秋色にあこがれもあったので秋だったらうれしいけど冬はあり得ないというのだけ自覚していた。
一応どの診断結果になっても買いたい化粧品のリストを頭の中で作ってわくわく半分・不安半分のような感じで当日サロンに向かった。
すっぴんで来てください、ということもあり私は白いトップスにグレーのカーディガン、ネイビーのパンツで行ったのだが、サロンに着くと先に着いていた丸山担はオレンジのロングシャツという体の8割をオレンジのいでたちだった。彼女は素人目から見てもイエベ秋だったのだけれど、ここまでオレンジで来るとはさすが丸山担となんだか感心。私もどきついブルーで来ればよかったと思ったけど別にこれはコンサートではない。
アナリストさんは明るくて楽しそうな感じで、何となくキリッとした美魔女を想像してたから安心した。割とはきはきおしゃべりなタイプで小学校の先生にいそうな感じ。めっちゃ私の専門の先生に似ていた。
そんなおしゃべり先生から何となくの色の大体のイメージうんぬんの説明を受け、さっそく診断となった。
先に診断を受けたのは丸山担。私は目の前で見ることになった。
姿見の前に太陽光と同じ光をするライトを設置してその下で春⇒夏⇒秋⇒冬の順でドレープと言われる布をあてていく。
最初はピンクのドレープだったのだが見方がわからず、その顔色の違いが判らず首をかしげると、アナリストさんに「顎の下の影を見て」と言われた。
彼女の顎には冬のショッキングピンクの時には色濃く影が出ていた。だがそれを秋のサーモンピンクにするとさっと消えた。色が違うだけなのに!
アナリストさん曰く年を取るとこの影が皺やくぼみにつながり、顔を老けさせるのだという。その説明にはとても納得がいった。
しかもこれらは色のトーンの問題だけではなかった。
黄色、赤、緑、青と様々な布を充てられていく彼女を見て、違いは私でもわかった。ブルべ夏のレモンイエローは薄い色なのにあてると一気に唇が紫に見えたし、顕著だったのは緑で、彼女の顔は秋のカーキ以外はすべて色が顎にうつって緑になった。
診断結果は予想通りイエベ秋。さらに春の要素も入っていて赤・黄・オレンジはどの色でもいけるとのことだった。色としてはあいまいな色は駄目で、レッド、オレンジ、イエローとクレヨンみたいな色を探せとのこと。緑や青はめっちゃ色を選ぶらしいが私もビタミンカラー着てるとこしか見たことなかったし、彼女自身丸山担として最高の祝辞をもらったようでめっちゃ喜んでた。
次に私の番が来た。
が、鏡の前に座った自分の顔を見て、私は初めて「あ、ブルべかも」と思った。黄味の強い茶髪の中の私顔はピンク系の肌に見えたから。白いけど何となくピンクを感じた。
さっそくあてたピンクのドレープの時点でアナリストさんは「あなたたち真逆かもしれない」と言われた。丸山担は黄色の時点で秋と断定されていたが、私の場合はピンクの時点でわかったらしく、その時点でブルべ夏の診断が下された。
だが、私の場合は前の丸山担ほどわかりやすくなかった。正直ピンクは夏が一番顔がすっきりは見え、秋はほほの赤みが黄みがかり、冬は色が濃すぎて浮いたが、春は変な感じはなかった。黄色もレモンイエローの方がいいかな、くらい。緑は顕著で夏の緑以外は顔が浮いた。でも先に受けた丸山担のように影が出るとか唇の色が死ぬとかは一切起こらなかった。
やっぱりすべてのドレープをあてて診断としては「ブルべ夏」
だが、たぶん薄い色なら春の色も行けそうだな、と思った。とにかく高彩度の色はめちゃくちゃ似合わなかった。
最初に言われた通り高彩度のクレヨン色が得意な丸山担とは真逆だった。薄い色、あいまいな色が得意と言われた。イメージはアジサイ。
でも似合う色の中に自担カラーの青があったのはうれしかった。あてたドレープの中でも特にスカイブルーが似合ってたのがうれしい。これからも青く行きたいと思う。ついでにハロプロの推しカラーもいけるので個人的には大勝利だ。
詳しい診断結果を説明するときにアナリストさんから
「あなたたちは同じ店では買い物できないかもしれない」
「でもその分服で喧嘩することはない」
と言われ(これから買い物なのにまじで!?)と困惑したけれど、でも丸山担が「ならいっぱいお店まわりましょうね」って言ってくれて、素直に可愛かった。めっちゃ余談。
それからたくさんベーシックカラーは白黒グレーがいいとか、柄は小さいものがいいとか、ゴールドとシルバーは大差がないとかいろいろ教えてもらったが、アナリストさんの言葉で一番印象的だったのは診断以外の部分だった。
「若いときはなんでも似合っちゃう。色の違いが出てくるのは30後半から。40過ぎてからは目でもわかる」
「だから若いうちは好きなのをいっぱい着てほしい。特に苦手な色は今のうちに着てほしい。それを組み合わせていく方が絶対に将来おしゃれになる」
結果90分7000円で診断を受け私はちょっと変わった。
次の日にヘアカラーの予約を入れていたので髪色はブルべっぽい紫ピンクにしたが、もうすでに飽きたので来月あたりはグレージュにする予定。
化粧品はいくらか断捨離した。似合わないな、と思っていたものはやっぱりパーソナルカラー大外れのものばっかだった。
ブルべ夏の色はこんな色似合うのかな、と思っていたものばかりで、狭められたはずなのに選択する色の幅が広がった。白いトップスを注文したし、今はスカイブルーのトップスを探している。
でも今日も私のまぶたにはオレンジがのっている。私が好きで、似合うと思ってたオレンジは春のオレンジだった。だからやっぱりそんなにおかしく見えないんだと思う。
私の診断結果ブルべ夏は、似合う色にオレンジは一切なかった。きっと年をとればとるほどつけられなくなるんだろう。一回全部処分しようかと思った。
でも、私はまだ若い。
やっぱりこの色が好きだし、おかしいなと自分で思うまではこのオレンジと付き合いを続けたい。
結局ためになったのかわからんけど、とにかく楽しかったよってお話でした。